商品説明
処方名:桂枝人参湯
読み仮名:けいしにんじんとう
●顔色が悪く、腹力のない胃アトニーの方の常習性頭痛や肩こり、神経性心悸亢進に用います。
●元来、脾胃虚寒の方の虚に乗じて邪気が侵入し、熱と下痢を起こした場合に使用します。
●脾胃虚寒に表証を伴う方に用います。桂枝を以って表証を治し、人参湯を以って裏証を治します。
●胃腸の機能を高めるほか、頭痛をおさえ心臓のドキドキ感をしずめる効果が期待できます。冷え症で顔色が悪く、体力のあまりない方に向きます。
●本方は人参湯(『傷寒論』、『金匱要略』)に桂枝を加えた処方で、5種類の生薬から成り、その主薬である桂枝・人参の名をとって処方名とされました。
主 治
胃腸虚寒/心陽虚/脾陽虚/肺陽虚
【適応症】頭痛、動悸、慢性胃腸炎、胃アトニー、常習性(慢性)頭痛、急性胃腸炎、感冒性下痢(泄瀉)症、神経性心悸亢進症、心臓病
効能・効果
胃腸の弱い人の次の諸症: 頭痛、動悸、慢性胃腸炎、胃アトニー
成 分
本薬1日量(6.0g)中:
日局ケイヒ…4.0g
日局ニンジン…3.0g
日局ビャクジュツ…3.0g
日局カンゾウ…3.0g
日局カンキョウ…2.0g
上記の混合生薬より抽出した桂枝人参湯エキス粉末2700mgを含有する。
添加物として日局ステアリン酸マグネシウム、日局結晶セルロース、日局乳糖、含水二酸化ケイ素を含有する。
使用方法
通常、成人1日6.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
使用上の注意事項
【重要な基本的注意】
1. 本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2. 本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3. 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。