商品説明
処方名:排膿散及湯
読み仮名:はいのうさんきゅうとう
- 排膿散と排膿湯を合方した製剤で、化膿症に使用します。子供からお年寄りまで、証に関係なく幅広く使用できます。
- 疼痛を伴う化膿性の皮膚および口腔、咽喉の腫物に対し、方名の通り排膿の目的で用いられます。
- 全体として清熱、解毒、きょ痰排膿の働きをもつ方剤です。
- 皮膚の腫れや発赤を鎮め治りをよくします。化膿性の皮膚病のほか、歯肉炎や歯槽膿漏などにも用います。
- 本剤は、漢方の古典「東洞経験方(とうどうけいけんほう)」収載の処方に基づいて作られたエキスを飲みやすく顆粒剤としたものです。
- 『金匱要略』に記載された排膿散と排膿湯を合わせた処方であり、『排膿散および湯』とも呼ばれています。排膿散・排膿湯は、その薬効より名付けられました。
漢方の抗生物質
- 外用薬(塗り薬)では、「なかなか治らない…」、「時間がかかる…」
こんな時は身体の中から悪いものを解毒し、出していく排膿散及湯がおすすめです。 - 病院でしか出していない抗生物質は悪い菌と同時に良い菌まで殺してしまう恐ろしさがあります。
ところが、漢方の抗生物質【排膿散及湯】は、悪い菌だけを追い出すスグレモノです。
次の症状におすすめです。
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【1】歯槽膿漏・歯肉炎・歯が浮く
40代以降のつらい症状。腫れや痛みによく効きます。
排膿散及湯で一番多く使用されているのがこの症状です。
【2】のどの痛み
漢方の抗生物質として、トローチのようになめながら飲んでもらうとさらに効果的です。
【3】蓄膿症
鼻の中の膿(うみ)を出してくれます。
【4】ニキビ
思春期のニキビはもちろん、20代からの大人ニキビにも効きます。
【5】おでき
背中やお尻などにできるおできに効きます。塗り薬では、なかなか時間がかかります。特に脂っこいものや、お酒の好きな方によく効きます。
【6】ものもらい
目薬とともに飲んでいただくと、素早く膿(うみ)を出してくれます。
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主治
皮膚の炎症感染性疾・せつ・瘍(よう)・癰(よう)
- 適応症:疼痛を伴う化膿性の腫れ物、癰(よう)、膿瘍(のうよう)、中耳炎、痔瘻、せつ、面疔、乳腺炎、蓄膿症、バルトリン腺膿瘍、歯槽膿漏、ニキビ(尋常性座瘡)
次の症状のいくつかある方は、排膿散及湯が良く効く可能性が大きいです。
効能・効果
発赤腫張して堅硬の状態を示し疼痛を伴った化膿症
成分
排膿散及湯の構成生薬は下記の6種類です。主薬の桔梗には排膿をうながす作用があると言われています。枳実や芍薬、甘草などは炎症や痛みを和らげます。
本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有します。
日本薬局方 キキョウ(桔梗)… 4.0g
日本薬局方 カンゾウ(甘草)… 3.0g
日本薬局方 キジツ(枳実)… 3.0g
日本薬局方 シャクヤク(芍薬)… 3.0g
日本薬局方 タイソウ(大棗)… 3.0g
日本薬局方 ショウキョウ(生姜)… 1.0g
使用上の注意
妊娠・授乳中の方
- 妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
使用方法
食前または食間に服用してください。食間とは、食後2〜3時間を指します。
通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口服用します。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減します。
お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。
むかつくときは、水で飲んでもかまいません。
おまとめ買いの場合は、
ツムラ122排膿散及湯エキス顆粒(医療用)189包(63日分) をおすすめいたします。