商品説明
処方名:防風通聖散
読み仮名:ぼうふうつうしょうさん
●体力充実な方の便秘・肥満症・高血圧の随伴症状に使用します。
●元気で、エネルギッシュな方でも、食生活の偏りや運動不足が続いたりすると、身体の代謝機能が落ち、お腹を中心に皮下脂肪が多くたまり、便秘がち、といったことで身体の不調を訴えるようになることが多いものです。
●これは漢方では「臓毒証」体質といって、高血圧などの生活習慣病にもつながりやすいものと考えています。
●クラシエ 防風通聖散 エキス錠は、便通、肥満を改善する漢方薬です。また、高血圧に伴う動悸、肩こりやのぼせなどにも効果があります。
●防風通聖散には、18種類もの生薬が使われています。これらの生薬の精妙な相互作用で、肥満によって体内にたまった病毒を取り除き、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を改善します。体力があってがっちりとした、いわゆる固太り体質の人に適した漢方薬で、体力のない人や胃腸の弱い人には向きません。
●本剤は、中国栄代の医書「宣明論」(せんめいろん)中風門に収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく錠剤としたものです。
●本方は18種類の生薬からなり、防風を主薬とします。防風は文字通り風ふう(外邪である六淫(六邪)の一つ)を防ぐ効があります。通聖とは聖人のことで、重要な薬という意味が込められています。
●臓毒を治します。本方は解表、清熱、攻下を兼ねた方剤で、外は風邪に感じ、内に蘊熱あり、表裏共に実した証を治します。
●脂肪肥り、中年肥りの体毒を発散、排泄させる薬方として有名です。
主 治
表裏双解の名方剤/肥満治療にも応用
【適応症】高血圧の随伴症状(動悸、肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、(常習)便秘、胃酸過多症、心臓衰弱、動脈硬化、高血圧、脳溢血、腎臓病、痔疾、慢性腎炎、湿疹、糖尿病、皮膚病、蓄膿症、中風予防、脱毛症、頭瘡、ネフローゼ、膀胱炎、梅毒、性病、喘息、癲癇、フルンケル、カンブンケル、慢性湿疹、蕁麻疹、酒渣、歯痛。
効能・効果
腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症: 高血圧の随伴症状(どうき、肩こり、のぼせ)、肥満症、む くみ、便秘
成 分
本薬1日量(27錠)中:
日局トウキ1.2g、
日局シャクヤク1.2g、
日局センキュウ1.2g、
日局サンシシ1.2g、
日局レンギョウ1.2g、
日局ハッカ1.2g、
日局ショウキョウ0.4g、
日局ケイガイ1.2g、
日局ボウフウ1.2g、
日局マオウ1.2g、
日局ダイオウ1.5g、
日局ビャクジュツ2.0g、
日局キキョウ2.0g、
日局オウゴン2.0g、
日局カンゾウ2.0g、
日局セッコウ2.0g、
乾燥硫酸ナトリウム0.75g、
カッセキ3.0g
上記の混合生薬より抽出した防風通聖散料エキス粉末5700mgを含有する。
添加物として日局ステアリン酸マグネシウム、日局結晶セルロース、日局乳糖、含水二酸化ケイ素を含有する。
使用方法
通常、成人1日27錠を2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
使用上の注意事項
【慎重投与】(次の患者には慎重に投与すること)
1. 下痢、軟便のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
2. 胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、軟便、下痢等があらわれることがある。]
3. 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
4. 病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
5. 発汗傾向の著しい患者[発汗過多、全身脱力感等があらわれるおそれがある。]
6. 狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
7. 重症高血圧症の患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
8. 高度の腎障害のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
9. 排尿障害のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
10. 甲状腺機能亢進症の患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
【重要な基本的注意】
1. 本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2. 本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3. 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。ダイオウを含む製剤との併用には、特に注意すること。
4. ダイオウの瀉下作用には個人差が認められるので、用法・用量に注意すること。
【妊娠・授乳の注意】
●大黄、芒硝により、流早産の危険性があります。
●授乳中は、乳児が下痢をする場合がありますので、使用には注意が必要です。