商品説明
処方名:麻杏薏甘湯
読み仮名:まきょうよくかんとう
●夕方になるとはれて痛む神経痛、関節痛に用います。
●午前中は比較的なんともないが、午後(夕方)から患部がはれて熱を帯び痛む。冷えたり湿気が多いと、痛みや腫れが増すものに使用します。
●神経痛や関節痛は、汗をかいた後冷たい風にあたったり、湿気の多いところに長くいたり、午後になって気温が下がったりすると、熱を持ち腫(は)れて痛み大変つらいものです。クラシエ 麻杏薏甘湯 エキス細粒は、こういった症状の原因となる体内の水毒、炎症などに効果があります。
●本剤は、漢方の古典「金匱要略」(きんきようりゃく)(後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく顆粒剤としたものです。
●本方は麻黄・杏仁・薏苡仁・甘草の4種類の生薬から成り、これらの生薬名から1文字ずつとり名付けられました。
●関節痛や筋肉の炎症、神経痛で身体のあちこちが痛む方に使用します。慢性化して症状はあまり激しくないが、夕方になると痛みだし熱がでる方に用います。
主 治
神経痛、関節痛、筋肉痛/風湿在表による全身の疼痛、夕方に熱感。
【適応症】感冒、インフルエンザ、腰痛症、坐骨神経痛、関節痛、神経痛、筋肉痛、筋肉リウマチ、いぼ、手掌角化症、青年性扁平性いぼ、湿疹、水虫、喘息、腎炎、頭部ふけ症。
効能・効果
関節痛、神経痛、筋肉痛
成 分
本薬1日量(6.0g)中:
日局ヨクイニン…10.0g
日局キョウニン…3.0g
日局マオウ…4.0g
日局カンゾウ…2.0g
上記の混合生薬より抽出した麻杏薏甘湯エキス粉末1600mgを含有する。
添加物として日局ステアリン酸マグネシウム、日局結晶セルロース、日局乳糖、含水二酸化ケイ素を含有する。
使用方法
通常、成人1日6.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
使用上の注意事項
【慎重投与】(次の患者には慎重に投与すること)
1. 病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
2. 著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があらわれるおそれがある。]
3. 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
4. 発汗傾向の著しい患者[発汗過多、全身脱力感等があらわれるおそれがある。]
5. 狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
6. 重症高血圧症の患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
7. 高度の腎障害のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
8. 排尿障害のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
9. 甲状腺機能亢進症の患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
【重要な基本的注意】
1. 本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2. 本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3. 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。