商品説明
処方名:半夏瀉心湯
読み仮名:はんげしゃしんとう
下痢・腹鳴に!
●口臭が気になり、おなかがゴロゴロ鳴る方の下痢に。胃腸に熱と寒があるため、のどが渇いたり口臭があり、下痢.軟便を起こす。顔はのぼせて赤くなるが、逆に手足が冷える。二日酔で顔の赤くなる人にも使用します。
●東洋 半夏瀉心湯 エキス細粒(医療用)は、胃部に痞えた(つかえた)感じがあって、胃の存在が気になるような胃弱の方や、神経や頭脳をよく使う方で度々胃腸炎を繰り返す方、あるいは冷えたもののとり過ぎや寝冷えなどから消化機能が失調し、食がすすまないとか下痢・軟便の方など、胃腸疾患に用いられる漢方薬です。
●漢方では、脾胃(消化器)の実熱、停水(ていすい)や気の痞え(つかえ)から生じる症状に用います。
●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)(後漢時代)収載の薬方を基本とした我が国の経験処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく顆粒剤としたものです。
●本方は7種類の生薬から成り、その主薬である半夏と薬効である瀉心(心窩部の痞塞感を除く)より名付けられました。
●コンセプトの「口臭が気になり、お腹がゴロゴロ鳴る方の下痢に」を基本に、過敏性腸炎の下痢型をはじめ、神経の過敏な方の急性・慢性の胃腸の症状に広く用いる。
●使用上の注意:疲労感を伴う慢性の下痢には、六君子湯や補中益気湯の方がよい。
●みぞおちがつかえて、腹がゴロゴロ鳴り下痢をして、食欲不振ではきけ、ゲップを伴う方に用います。
主 治
胃気不和(膨満感・嘔吐・下痢)/痞証(寒熱錯雑痞)治療の代表方剤
【適応症】急・慢性胃腸カタル、醗酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症、悪阻(つわり)、胃アトニー症、胃・十二指腸潰瘍の軽症または予後、胃酸過多症、胃潰瘍、薬物による胃腸障害、不眠、口臭、神経性嘔吐、しゃっくり、心臓神経症。
効能・効果
みぞおちがつかえ、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便または下痢の傾向のあるものの次の諸症:
急・慢性胃腸カタル、醗酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症
成 分
本剤6.0g中
日局ハンゲ5.0g、
日局オウゴン2.5g、
カンキョウ2.5g、
日局ニンジン2.5g、
日局カンゾウ2.5g、
日局オウレン1.0g、
日局タイソウ2.5g
上記の混合生薬より抽出した半夏瀉心湯の水製エキス3.6gを含有する。 本剤は、半夏瀉心湯の水製エキスに賦形剤(トウモロコシデンプン)を加えて製したものである。
使用方法
通常、大人1日3回、1回2.0g(1包)を空腹時経口投与 年齢症状により適宜増減する。
使用上の注意事項
重要な基本的注意
1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2.本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。